Yさんの場合

訪問看護師のYさんは、乳幼児から小児、20歳くらいまでの子供たちを担当しています。在宅看護師になってから20年近くが経っています。在宅で小児を受け持つ看護師はあまり多くはありません。それは患者の数が少ないからです。
小児が訪問看護をするケースは難病であることが多いと言えます。そのケースでは法律で医療費が無料になる場合が多く見られます。ただ、母親が子供に付きっ切りになってしまい、働けない場合もあります。母子家庭の場合は生活保護を受けていることもあるでしょう。しかし、医療費は無料でも交通費は掛かってしまいます。ステーションによっては、交通費をステーションが負担することもあります。
患者さんやその家族と向き合う時間が、訪問看護師の場合は長いです。そのため、気づくことも多くあります。病院のように大きな組織ではないので、早く問題を解決することもできます。その結果が、いい看護につながっているのです。それは訪問看護の喜びと言えるでしょう。
小児の訪問看護では、患者さんである子供にとって、お母さんは一番です。母親が子供を思う気持ちもとても強く、ケースによっては訪問看護師より、病気について勉強をしていることもあります。本来は、訪問看護師のほうが、医療に対する技術や知識を多く知っていなくてはなりません。ですが、お母さんの熱意にはすごいものがあります。教えられることもあります。ですから、そんな母親よりも、たくさんの技術と知識を持っていなければ信用はしてもらえません。母親を納得させる看護をすることが重要です。日々の勉強と努力の積み重ねがとても大切だと言えるでしょう。